【閃刀姫】はイラストが可愛くて強いため遊戯王のテーマの中でもとても人気があるテーマです。
しかし、相手のデッキやその時の場面などで臨機応変に対応しなければならず非常に難しいテーマでもあります。
そこで、今回は【閃刀姫】の特徴や強み、弱点について詳しく解説したいと思います。
ぜひ最後までよろしくお願いします!
【閃刀姫】の特徴
【閃刀姫】は2018年2月24日発売の「デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ」でカテゴリ化されたテーマです。
「閃術兵器-H.A.M.P」以外の全ての【閃刀姫】モンスターの攻撃力が1,500となっています。
【閃刀姫】リンクモンスターは全て属性が異なっており全て「自分は同名カードを1ターンに1度しか特殊召喚できない」という制約があります。
【閃刀姫】は火力に不安があるテーマですがそれを補ってくれる強力な【閃刀】魔法カードがあり
それで相手をコントロールしていきます。
【閃刀】魔法カードはエリアゼロ、マルチロールを除き
自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
という厳しい発動条件が、上記2つとリンケージ以外は
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
(固有効果)。
という追加効果があります。
そのため【閃刀姫】リンクモンスター単騎で戦うことを強いられ伏せカードや誘発を打つタイミングが非常に重要となるので上級者向けのテーマです。
しかし、【閃刀】魔法カードの追加効果は非常に強力なので墓地に魔法カードが溜まれば
大きなアドバンテージを稼ぐことができます。
最近のテーマにしては珍しく【閃刀】魔法カードにはターン1が付いていないので何度も発動できてしまう点も魅力です。
始めたばかりの初心者にはあまりお勧めできませんが遊戯王に慣れてきたなら【閃刀姫】を触ってるのもいいですよ。
次からは【閃刀姫】のテーマ内のカードを紹介していきます!
メインモンスター
閃刀姫-レイ
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
EXデッキから「閃刀姫」モンスター1体をEXモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドの表側表示の「閃刀姫」リンクモンスターが相手の効果でフィールドから離れた場合、
または戦闘で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
【閃刀姫】のキーカードです。
「閃刀姫-ロゼ」が登場するまでは【閃刀姫】唯一のメインモンスターでイラストが可愛いのもありとても人気が高いモンスターです。
①の【閃刀姫】リンクモンスター特殊召喚効果は相手ターンでも発動でき、
このカードを対象とした効果にチェーンして発動して不発にすることもできるためいかにこのカードを早く出すかが重要になります。
なお、この効果で特殊召喚したモンスターは蘇生制限がかかり「死者蘇生」などで特殊召喚出来ないのでご注意ください。
②の効果で墓地から蘇ってくるので【閃刀姫】はなかなかしぶとく戦線維持能力はとても高いテーマです。
閃刀姫-ロゼ
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「閃刀姫-ロゼ」以外の「閃刀姫」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
EXモンスターゾーンの相手モンスターが、戦闘で破壊された場合、
または自分のカードの効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
その後、相手フィールドの表側表示モンスター1体を選び、
ターン終了時までその効果を無効にできる。
【閃刀姫】2枚目のメインデッキに入るモンスターです。
(1)の効果で閃刀姫の召喚、特殊召喚に反応して手札から特殊召喚できます。
「閃刀姫」はデッキの性質上複数体のモンスターを展開するのが難しかったですが、
このカードが登場したことで複数体の閃刀姫モンスターの展開が容易になりました。
②の効果でEXモンスターゾーンの相手モンスターが除去されたときに
墓地から特殊召喚される効果を持っているので追撃も可能となっています。
さらに、相手モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にするというおまけもついています。
この手の効果では特殊召喚後は効果が無効になったりフィールドを離れたら除外されることが多いですが、
このカードは除外されなければ1ターンに1度ですが何度でも蘇ってくるので戦線の維持がしやすいです。
②の効果は他のデッキでも利用できるため出張させるのもいいでしょう。
閃術兵器-H.A.M.P.
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2500/守2500
このカード名はルール上「閃刀」カードとしても扱う。
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「閃刀姫」モンスターが存在する場合、
このカードは自分または相手フィールドのモンスター1体をリリースし、
そのコントローラーのフィールドに手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが戦闘で破壊された時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
【閃刀姫】版の壊獣効果、戦闘破壊されたとき相手フィールドのカードを破壊できる効果を持っています。
ルール上「閃刀」カードとしても扱うので「閃刀起動ーエンゲージ」でサーチできるのが特徴です。
「閃刀姫」で突破できない高火力で高耐性のモンスターを除去できるので採用するのもいいでしょう。
ただ、効果は強いですが【閃刀姫】は打点が低いので
相手フィールドに特殊召喚しても戦闘破壊できないこともあるでしょう。
戦闘破壊を狙うのは工夫が必要です。
一応自分フィールドにも特殊召喚できますが、「閃刀」魔法カードの発動を邪魔してしまうので扱いが難しいです。
ちなみに「閃刀機-ウィドウアンカー」でコントロールを得たモンスターをリリースし
てターン終了時に相手に移るのを阻止するという使い方もおすすめです。
エルロン
星1/風属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名はルール上「閃刀」カードとしても扱う。
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの「閃刀姫」モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・フィールドからこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):このカードを装備した「閃刀姫」モンスターの攻撃力は400アップする。
(3):フィールドのこのカードが破壊された場合に発動できる。
デッキから「閃刀」魔法カード1枚を墓地へ送る。
【閃刀姫】限定の手札・フィールドからの装備効果、
装備モンスターの攻撃力は400アップする効果、
破壊された場合にデッキから「閃刀」魔法カード1枚を墓地へ送る効果を持っています。
弱くはない効果なのですが、【閃刀姫】に採用するかは考えものです。
①と③の効果は1ターンにどちらかしか発動できないので使い勝手が悪く攻撃力の上昇も微々たるものです。
専用の構築を組まない限りこのカードの採用する余地は無いでしょう。
EXデッキのモンスター
閃刀姫-カガリ【制限カード】
リンク・効果モンスター
リンク1/炎属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左上】
炎属性以外の「閃刀姫」モンスター1体
自分は「閃刀姫-カガリ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「閃刀」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードの攻撃力は自分の墓地の魔法カードの数×100アップする。
墓地の「閃刀」魔法カード回収効果、
このカードの攻撃力を自分の墓地の魔法カードの数×100アップする効果を持っています。
このカードで「閃刀」魔法カードを再利用しながらアドバンテージを稼いでいくので重要なカードとなります。
「閃刀姫」抑制のため制限カードとなっているので
「貪欲な壺」や「サイバネット・ユニバース」などの再利用カードの採用も検討するのもいいでしょう。
(海外では相性のいいエンゲージが禁止カードになった(のちに制限復帰)ので今は無制限)
「死者蘇生」などの蘇生カードで特殊召喚したときも効果が発動するので覚えておきましょう。
【閃刀姫】ミラーの時は相手に利用されないように注意が必要です。
閃刀姫-シズク
リンク・効果モンスター
リンク1/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:右上】
水属性以外の「閃刀姫」モンスター1体
自分は「閃刀姫-シズク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は、自分の墓地の魔法カードの数×100ダウンする。
(2):このカードを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから、同名カードが自分の墓地に存在しない「閃刀」魔法カード1枚を手札に加える。
相手モンスターの攻撃力・守備力を弱体化する効果、
特殊召喚したターンのエンドフェイズにデッキから、「閃刀」魔法カードをサーチする効果を持っています。
このカードのサーチ効果はエンドフェイズに発動するのでエンドフェイズにレイの効果で
特殊召喚することで「エフェクト・ヴェーラー」ケアができます。
特殊召喚していれば相手ターンにも発動するので「閃刀姫-レイ」が
相手のエンドフェイズまで残っていたら効果を発動してこのカードを特殊召喚しておくのがおすすめです。
ただ、発動がエンドフェイズと遅いのが難点です。
「エフェクト・ヴェーラー」や「灰流うらら」などで簡単に無効にされてしまう点には注意が必要です。
閃刀姫-ハヤテ
リンク・効果モンスター
リンク1/風属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下】
風属性以外の「閃刀姫」モンスター1体
自分は「閃刀姫-ハヤテ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードは直接攻撃できる。
(2):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
デッキから「閃刀」カード1枚を墓地へ送る。
相手に直接攻撃できる効果、戦闘を行ったダメージ計算後に
デッキから「閃刀」カード1枚を墓地へ送る効果を持っています。
このカードでデッキからエンゲージやウィドウアンカーなどを墓地へ送って
その後にカガリで回収して使うというのがこのデッキの流れです。
そのデュエルで不要だと判断したカードを墓地へ送りデッキ圧縮するのもいいでしょう。
墓地に「閃刀姫-レイ」がいなければレイを墓地へ送ることもできて
確実に戦闘ダメージを与えることができるためこのデッキになくてはならないキーカードです。
閃刀姫-カイナ
リンク・効果モンスター
リンク1/地属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:右下】
地属性以外の「閃刀姫」モンスター1体
自分は「閃刀姫-カイナ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターは相手ターン終了時まで攻撃できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分が「閃刀」魔法カードの効果を発動する度に、自分は100LP回復する。
特殊召喚に成功したときに相手モンスター1体を相手ターン終了時まで攻撃できなくする効果、
自分が「閃刀」魔法カードの効果を発動する度に、自分は100LP回復する効果を持っています。
このカードは主に相手ターンに「閃刀姫-レイ」の効果で特殊召喚して攻撃を無効にするというのが基本です。
ライフ回復は効果の発動なのでマルチロールを発動した後マルチロールのチェーン不可効果を使うと2回回復できます。
回復量は多くないのであまり気にしなくてもいいでしょう。
閃刀姫-ジーク
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:上/下】
「閃刀姫」モンスターを含むモンスター2体
このカードはリンク召喚でしか特殊召喚できず、
自分は「閃刀姫-ジーク」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを次の相手エンドフェイズまで除外する。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このカードの攻撃力は1000アップする。
さらに、対象のカードは墓地へ送られる。
リンク召喚でしか特殊召喚できない効果、
フィールドの表側表示モンスター1体を次の相手エンドフェイズまで除外する効果、
このカードの攻撃力1000アップさせて、自分のカードを墓地へ送る効果を持っています。
リンク召喚時に相手モンスターの除去だけでなくウィドウアンカーやシャークキャノンで奪った
相手モンスターの除去にも使えるのでぜひ採用しておきたいカードです。
②の効果でエリアゼロを対象にすればデッキから「閃刀姫」を特殊召喚できるので無駄がありません。
リンク召喚でしか特殊召喚出来ないのでレイの効果で出すということができない点には注意が必要です。
魔法カード
閃刀起動-エンゲージ (準制限カード)
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
自分はデッキから1枚ドローできる。
【閃刀姫】では最も重要な魔法カードで【閃刀】カードなら何でもサーチできます。
初動カードが無ければ「閃刀姫-レイ」や「閃刀機-ホーネットビット」をサーチしたり、
相手フィールドに厄介なモンスターがいればウィドウアンカーをサーチしたりと非常に強力なカードです。
このカードは準制限なのでマルチロールやカガリで回収しながらアドバンテージを稼いでいきます。
墓地に魔法カードが3枚以上あれば禁止カードの「強欲な壺」の完全上位互換になる最強の魔法カードです。
。
閃刀術式-アフターバーナー
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
フィールドの表側表示モンスター1体を単体除去する効果、
追加効果でフィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる効果を持っています。
単体除去も強いですが追加効果の魔法、罠カードを破壊する効果が地味に強いです。
例えば墓地に魔法カードが3枚以上あれば相手の「スキルドレイン」などの厄介な永続罠カードを破壊することができます。
1枚で最大2枚除去ができるので「閃刀姫」の安定性を高めてくれます。
閃刀術式-シザーズクロス
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、
自分の墓地のレベル4の「閃刀姫」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
手札に加えず特殊召喚することもできる。
自分の墓地のレベル4の「閃刀姫」モンスター1体を手札に加える効果、
追加効果で手札に加えず特殊召喚できる効果を持っています。
墓地のモンスターを手札に戻したいなら「死者転生」、
戦士族限定の「戦士の生還」など類似カードがたくさんあるのでこのカードを採用した方がいいかは微妙です。
墓地から特殊召喚したいなら相手モンスターも蘇生できる「死者蘇生」もあるので採用の余地は無いかもしれません。
閃刀術式-ジャミングウェーブ
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、
フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
フィールドのモンスター1体を選んで破壊できる。
フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を破壊する効果、
追加効果でフィールドのモンスター1体を選んで破壊できる効果を持っています。
追加効果は対象をとらずに破壊できるので対象にならないモンスターも除去できる点は優秀なカードです。
特に「双穹の騎士アストラム」は【閃刀姫】にとって天敵で対処手段がほとんどないので採用するのもいいでしょう。
ただ、セットされた魔法、罠カードを破壊しなければいけないため
デッキによっては発動タイミングが無いということもあります。
魔法、罠カードを破壊したいなら手札1枚のコストで2枚破壊できる「ツインツイスター」、
墓地にあれば「王宮の勅命」も破壊できる「ギャラクシーサイクロン」もあるので好みで採用するのがいいでしょう。
閃刀術式-ベクタードブラスト
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
お互いのデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
EXモンスターゾーンの相手モンスターを全て持ち主のデッキに戻す事ができる。
お互いのデッキの上からカードを2枚墓地へ送る効果、
追加効果でEXモンスターゾーンの相手モンスターを全て持ち主のデッキに戻す効果を持っています。
「閃刀姫」は墓地に魔法カードが貯まっているのが重要ですが、
このカードは相手の墓地も肥やしてしまうので採用するかは考えものです。
単純な墓地肥やしなら「おろかな副葬」、
相手モンスターの除去なら効果を受けないモンスターも除去できる「壊獣」など使い勝手のいいカードはあります。
閃刀機-イーグルブースター
速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターは自身以外のカードの効果を受けない。
自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
さらにこのターン、そのモンスターは戦闘では破壊されない。
表側表示モンスター1体にこのターン完全耐性を付与する効果、
追加効果でこのターン、そのモンスターは戦闘破壊耐性を付与するカードです。
自分のモンスターを手札誘発から守ったり相手ターンに自分のモンスターに発動して
そのターン残して盤面ががら空きになるのを防ぐという使い方もできます。
かつてはアナコンダを確実に通すために採用しているデッキが多かったカードです。
優秀なカードですが単体では何も仕事をしないので、
インフレが進んだ今は採用するかは微妙なカードとなっています。
閃刀機-シャークキャノン
速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、
相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
除外せずにそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。
相手の墓地のモンスター1体を除外する効果、
追加効果で 除外せずにそのモンスターを自分フィールドに特殊召喚できる効果を持っています。
「エルドリッチ」のような少数精鋭で戦うデッキにはかなり刺さるカードです。
それ以外にも墓地が手札というテーマは多いので腐ることは無いでしょう。
さらに墓地に魔法カードが3枚以上あれば特殊召喚できます。
攻撃はできませんが、効果は使うことができます。
フィニッシャーにつなぐハリファイバーが禁止カードとなってしまったので
相手のリンクモンスターを蘇生させて「アクセスコードトーカー」につなげるのもいいでしょう。
単純に相手の墓地のモンスターを除外したいのなら効果も無効にできる「墓穴の指名者」や、
蘇生させたいなら「死者蘇生」が存在するのでその時の環境で採用枚数を決めるといいでしょう。
閃刀機-ホーネットビット【制限カード】
速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分フィールドに「閃刀姫トークン」(戦士族・闇・星1・攻/守0)
1体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンはリリースできない。
自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、
そのトークンの攻撃力・守備力は1500になる。
自分フィールドに「閃刀姫トークン」を守備表示で特殊召喚する効果、
追加効果でそのトークンの攻撃力・守備力は1500になる効果を持っています。
「閃刀姫」の1枚初動にもなるカードなので非常に重要なカードです。
このトークンで「閃刀姫-ハヤテ」をリンク召喚して戦闘を行いデッキから、
「閃刀姫-レイ」を墓地へ送れば簡単に盤面が整います。
他のテーマに出張させることもできてその場合、このカード1枚で2体のモンスターを確保できます。
「召喚獣」デッキに採用して「召喚獣」融合モンスターの素材確保にも利用するのもいいでしょう。
閃刀起動-リンケージ
速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。
このカード以外の自分フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送り、
EXデッキから「閃刀姫」モンスター1体をEXモンスターゾーンに特殊召喚する。
自分のフィールド・墓地に、光属性と闇属性の「閃刀姫」モンスターがそれぞれ1体以上存在する場合、
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は1000アップする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は「閃刀姫」モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
【閃刀姫】の新たな初動カード兼火力アップカードです。
条件付きですが、【閃刀姫】リンクモンスターの攻撃力を2,500に上げれる
ありがたいカードとなっています。
また、純粋に初動カードとしても使えて便利なカードです。
コストとなるカードは発動したカードを指定すれば無駄がありません。
閃刀機構-ハーキュリーベース
装備魔法
自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。
(1):装備モンスターは直接攻撃できず、1度のバトルフェイズ中にモンスターに2回攻撃できる。
(2):自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在し、装備モンスターが攻撃でモンスターを破壊した場合に発動する。
自分はデッキから1枚ドローする。
(3):このカードが効果でフィールドから墓地へ送られた場合、
「閃刀機構-ハーキュリーベース」以外の自分の墓地の「閃刀」カードを3枚まで対象として発動できる。
そのカードをデッキに戻す。
【閃刀姫】で唯一の装備魔法だったカードです。
装備モンスターに2回攻撃を可能にし戦闘でモンスターを破壊すればドローでき、
(3)の効果で「閃刀」カードを再利用することができるので有利にデュエルを進めることができます。
しかし、【閃刀姫】は攻撃力が低くモンスターを戦闘破壊できる場面は限られるでしょう。
「アクセスコードトーカー」などの高火力に装備するなら普通に攻撃したほうがいいことが多いでしょう。
また、単純に墓地の【閃刀姫】をデッキに戻したいだけなら
追加で2枚ドローできる「貪欲な壺」もありこのカードを採用するかは考えものです。
閃刀機関-マルチロール
永続魔法
(1):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
このターン、自分の魔法カードの発動に対して相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
さらに、対象のカードは墓地へ送られる。
(2):自分・相手のエンドフェイズに発動できる。
このターン、このカードが表側表示で存在する間に自分が発動した
「閃刀」魔法カードの数まで自分の墓地の「閃刀」魔法カードを選び、
自分フィールドにセットする(同名カードは1枚まで)。
この効果でセットしたカードはフィールドから離れた場合に除外される。
【閃刀姫】デッキのキーカードです。
このカードのおかげで長期戦が可能となっています。
その効果ですが、(1)の効果が通れば魔法カードの発動に対してチェーンされなくなるので
安心して魔法カードの発動ができるようになります。
そのために1枚カードを墓地へ送る必要がありますが、セットしたカードを対象としてこの効果を発動し、
それにチェーンしてセットカードを発動すれば実質コスト無しで発動することもできます。
また、このカードを使うことで「閃刀」魔法カードを再利用することができます。
フィールドから離れたときに除外されてしまうため注意が必要ですが、
何度も「閃刀」魔法カードを使うことができる点はとても優秀です。
ただし、の効果でセットすると墓地の魔法カードが減ってしまうため使いどころの見極めが重要になります。
閃刀空域-エリアゼロ
フィールド魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
自分のデッキの上からカードを3枚めくる。
その中から「閃刀」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りのカードはデッキに戻す。
「閃刀」カードがめくられた場合、さらに対象のカードを墓地へ送る。
(2):このカードが効果でフィールドゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「閃刀姫」モンスター1体を特殊召喚する。
運に左右されますが、「閃刀」カードを手札に加えることができるのであると便利なカードです。
墓地へ送られたときデッキから【閃刀姫】を特殊召喚できるので
実質初動カードとしても使えます。
また、墓地に魔法カードが貯まるので「閃刀」魔法カードの追加効果を発動しやすくなります。
【閃刀姫】の強みと弱点
ここまで【閃刀姫】のテーマ内のカードを紹介しました。
ここから【閃刀姫】の強みと弱点を紹介したいと思います!
【閃刀姫】の強み
【閃刀姫】の強みは長期戦に強いところです。
「閃刀姫-ハヤテ」で直接攻撃しながらエンドフェイズに「閃刀姫-シズク」でサーチ、
手札誘発や「カイザーコロシアム」などで妨害しつつ相手をコントロールしていきます。
攻めに転じるときは「閃刀機-ウィドウアンカー」で相手のモンスターを奪って追撃したり
「閃刀術式-アフターバーナー」で除去したりします。
【閃刀】魔法カードは名称ターン1が付いていないので何度でも発動でき
複数枚手札に来ても腐ることが無いのが魅力です。
【閃刀】魔法カードを使った後も「閃刀姫-カガリ」や「閃刀機関-マルチロール」で
再利用することができどんどんリソース差をつけていきます。
特に墓地に魔法カードが3枚以上あるときの「閃刀起動-エンゲージ」は最強で
1枚サーチ+1枚ドローと禁止カードの「強欲な壺」の完全上位互換となります。
【閃刀姫】の弱点
【閃刀姫】は魔法カード中心のテーマなので「魔法族の里」などの魔法カードの発動や効果を封じるカードにめっぽう弱いです。
「トロイメア・フェニックス」、「トロイメア・ユニコーン」、「ダイナレスラー・パンクラトプス」などで除去できなければ高確率で敗北してしまいます。
また、【閃刀姫】モンスターは打点が低いので「ヌメロン」、「ホープ」などの一撃必殺、高火力モンスターを複数展開することが得意なテーマには劣勢を強いられます。
そのため、エクストラデッキには「アクセス・コード・トーカー」のような高火力モンスターの採用が必須です。
ハリファイバーが禁止カードとなってしまったのも向かい風で
「アクセス・コード・トーカー」を出すのに一工夫が必要となってしまいました。
このテーマは「閃刀」魔法カードの発動のためにメインモンスターゾーンを開けておくのが基本となるので「壊獣」、「溶岩魔神ラヴァゴーレム」は天敵です。
壊獣を特殊召喚されれば「閃刀」魔法カードの発動を封じられるだけでなく墓地の「閃刀姫-レイ」の蘇生効果が発動しないのでかなり苦しくなります。
まとめ
ここまで【閃刀姫】についての紹介でした!
【閃刀姫】は火力が無く短期決戦は苦手ですが長期戦には強く
強力な「閃刀」魔法カードでターンが経過すればするほどアドバンテージを稼いでいくテーマです。
手札誘発を打つタイミングが重要となるので【閃刀姫】を使いこなせるようになったときは
他のデッキでも適切に手札誘発を打つことができるようになりデュエルの腕が上がっていますよ。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!