【占術姫】は2022年7月に強力な効果を持つ新規が登場しました。
これにより儀式召喚さえできれば一気に複数体のリバースモンスターを操作できるようになり
強力なリバース効果で相手をコントロールできるようになりました。
今回はそんな【占術姫】について紹介したいと思います!
ぜひ最後までよろしくお願いします。
【占術姫】とは?
【占術姫】は2015年5月16日発売のコレクターズパック-運命の決闘者編-でカテゴリ化されたテーマです。
カテゴリ内のモンスターは切り札の「聖占術姫タロットレイ」以外は全てリバースモンスターとなっているリバースモンスターデッキです。
また、切り札の2体は儀式モンスターなので儀式召喚サポートカードも採用することができ
サーチカードを豊富に採用できるのも特徴です。
リバースモンスターデッキゆえに初動の遅さは気になりますが長期戦は得意なので、
短期決戦型のデッキでなければターンが経過すればするほどリソース差で優位に立つことができます。
「聖占術姫タロットレイ」を維持することでアドバンテージを稼ぐことができるので
いかにこのカードを維持できるかが重要となるテーマです。
メインモンスター
占術姫コインノーマ
リバース・効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻 800/守1400
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
手札・デッキからレベル3以上のリバースモンスター1体を
裏側守備表示で特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで
自分は「占術姫」モンスター以外のモンスターの効果を発動できない。
リバースした場合にデッキからレベル3以上のリバースモンスターをセットできる効果を持っています。
レベル3以上のリバースモンスターであればなんでもいいので優先的に出したいモンスターです。
ただし、発動後ターン終了時まで【占術姫】モンスター以外のモンスター効果を発動できなくなるので
ターンの途中に発動するときは出すリバースモンスターを慎重に選ぶ必要があります。
そのターンにリバース効果を使うなら【占術姫】モンスターを、
ターンをまたぐなら「禁忌の壺」や「機怪神エクスクローラー」がおすすめです。
この2体はどちらも強力な効果を持っておりレベルが9なので
【占術姫】儀式モンスターの素材としても使うことができます。
占術姫ペタルエルフ
リバース・効果モンスター
星3/地属性/天使族/攻 800/守 700
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て守備表示にする。
この効果で守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
リバースした場合に相手フィールドのモンスターを全て守備表示にする効果を持っています。
この効果で守備表示になったモンスターは表示形式を変更できなくなるので
相手の攻撃を封じることができます。
リンクモンスターへは無力なので過信は禁物ですが、
ターン1が付いていないので他のカードで表示形式を変えれば何度でも効果を使うことができます。
占術姫ウィジャモリガン
リバース・効果モンスター
星3/闇属性/天使族/攻1300/守 0
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
そのターンのエンドフェイズに相手フィールドの守備表示モンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×500ダメージを相手に与える。
リバースしたターンのエンドフェイズに相手フィールドの守備表示モンスターをすべて破壊し
1体につき500ダメージを与える効果を持っています。
【占術姫】は裏側守備表示にする効果を持つカードが多いので組み合わせれば
攻撃をロックしておきながら全体除去もできます。
召喚、反転召喚、特殊召喚したモンスターを守備表示にする「つまづき」と併用するのもいいでしょう。
占術姫アローシルフ
リバース・効果モンスター
星4/風属性/天使族/攻1000/守1400
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から儀式魔法カード1枚を選んで手札に加える。
リバースしたときデッキ、墓地から儀式魔法1枚を手札に加える効果を持っています。
単に儀式魔法をサーチしたいだけなら召喚後すぐに発動できる「マンジュ・ゴッド」がいるので
こちらは【占術姫】カードでサポートできる点で差別化したいところです。
【占術姫】儀式モンスターは裏側守備表示でセットまたはリバースする効果を持っているので
発動自体は容易です。
占術姫クリスタルウンディーネ
リバース・効果モンスター
星5/水属性/天使族/攻1400/守2200
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から儀式モンスター1体を選んで手札に加える。
リバースした場合にデッキ、墓地から儀式モンスター1体を手札に加える効果を持っています。
単に儀式モンスターをサーチしたいなら上位互換の「マンジュ・ゴッド」がいます。
【占術姫】は儀式テーマなのでカードが豊富なため純構築の場合は
このカードを採用しないという選択肢もあります。
「ネクロス」との混合構築であればサルベージ効果は重宝するので入れるのもおすすめです。
占術姫ビブリオムーサ
リバース・効果モンスター
星9/地属性/天使族/攻2500/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリリースされ墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキから「占術姫ビブリオムーサ」以外の「占術姫」モンスター1体と儀式魔法カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分フィールドの儀式モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
インフレが急激に進んだ2022年に新規登場したリバースモンスターです。
(1)の効果はこのカードがリリースされた場合に裏側守備表示で特殊召喚するというものです。
儀式召喚のコストにすれば実質ノーコストとなるので積極的に狙っていきたいところです。
(2)はリバースした時デッキから同名カード以外の【占術姫】モンスター1体と
儀式魔法1枚をサーチするというものです。
この効果を発動すれば【占術姫】儀式モンスターを1枚から儀式召喚できるので、
優先的にリバース効果を使うのがおすすめです。
さらに、(3)の効果で自分フィールドの儀式モンスターに対象耐性、効果破壊耐性を付けることができるので
【占術姫】儀式モンスターの維持がしやすくなります。
インフレの中で登場しただけあっていずれの効果も非常に強力で
繰り返し効果を発動していきながらアドバンテージを稼いでいくことが重要です。
聖占術姫タロットレイ
儀式・効果モンスター
星9/光属性/天使族/攻2700/守1200
「聖占術の儀式」により降臨。
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示にする。
(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(3):自分エンドフェイズに発動できる。
自分の手札・墓地のリバースモンスター1体を選んで裏側守備表示で特殊召喚する。
1ターンに1度フィールドのモンスター1体を裏側守備表示から攻撃表示にするまたは
表側表示モンスター1体を裏側守備表示にする効果を持っています。
リバースモンスターをリバースさせて効果を発動したり
「無限泡影」などの効果にチェーンして不発にすることができる優秀な効果を持っています。
また、自分エンドフェイズに手札、墓地からリバースモンスター1体を裏側守備表示でセットする効果も持っており
(1)、(2)の効果と併用すればすぐにリバース効果を発動できます。
攻撃力が2,700とそれなりに高いのでそのままアタッカーとしても使えます。
冥占術姫タロットレイス
儀式・リバース・効果モンスター
星9/闇属性/天使族/攻1200/守2700
「冥占術の儀式」により降臨。
このカードは儀式召喚及び「聖占術姫タロットレイ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
デッキからリバースモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールドの裏側表示モンスターを任意の数だけ選んで表側守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスターを任意の数だけ選んで裏側守備表示にする。
リバースした場合にデッキからリバースモンスターを裏側守備表示でセットする効果、
自分フィールドの任意の数の表側表示モンスターを裏側守備表示または裏側守備表示モンスターを表側守備表示にする効果を持っています。
「占術姫タロットレイ」と比べて他のカードと併用が必要な代わりに
こちらは複数体のリバースモンスターを一気に操作できます。
また、リバースした場合にリバースモンスターをデッキから特殊召喚でき
(2)の効果を使えばすぐにリバース効果を使えます。
このカードは儀式召喚していなくても「占術姫タロットレイ」の効果で特殊召喚できるので
無理に儀式召喚をしなくても意外と簡単に出すことができます。
魔法カード
聖占術の儀式
儀式魔法
「聖占術姫タロットレイ」の降臨に必要。
(1):自分の手札・フィールドから、
レベルの合計が9以上になるようにモンスターをリリースし、
手札から「聖占術姫タロットレイ」を儀式召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「占術姫」モンスター1体を手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
「聖占術姫タロットレイ」の儀式召喚に必要な儀式魔法、
墓地効果で自身を除外しデッキから【占術姫】モンスター1体をサーチする効果を持っています。
「冥占術の儀式」と比べて墓地から儀式召喚できませんが、
「儀式の下準備」でサーチできる点は大きなメリットです。
タイムラグはありますが、墓地効果で【占術姫】1体をサーチできるので
「冥占術の儀式」とは一長一短です。
冥占術の儀式
儀式魔法
「占術姫」儀式モンスターの降臨に必要。
(1):レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、
自分の手札・墓地から「占術姫」儀式モンスター1体を表側攻撃表示または裏側守備表示で儀式召喚する。
(2):自分フィールドに「占術姫」儀式モンスターが存在する場合、
自分・相手のスタンバイフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから儀式モンスター以外の「占術姫」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
【占術姫】儀式モンスターを手札、墓地から儀式召喚する効果を持っています。
「冥占術姫タロットレイス」を採用する場合は必須カードとなる効果で
「聖占術の儀式」と違いこちらは墓地からも儀式召喚できます。
自分フィールドに【占術姫】儀式モンスターがいる場合に墓地効果として
デッキから儀式モンスター以外の【占術姫】モンスターを裏側守備表示でセットする効果も持っています。
そのため、積極的に墓地へ落すことを狙ってみるのもいいですよ。
罠カード
黒猫の睨み
通常罠
(1):自分フィールドに裏側守備表示モンスターが2体以上存在する場合、
相手バトルフェイズに発動できる。
そのバトルフェイズを終了する。
(2):墓地のこのカードを除外し、「占術姫」モンスターを含む
フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(1)の効果で相手のバトルフェイズを終了させる効果を持っています。
ただ、この効果を使うならバトルフェイズ以外でも発動できる類似カードがあり使い勝手で劣ってしまいます。
しかし、本命は(2)の墓地効果でフィールドの【占術姫】モンスター2体を裏側守備表示にすることができます。
リバースモンスターを再セットできるだけでなく「無限泡影」や「聖なるバリアーミラーフォース」などから
除去を回避したり実質無力化するということもでき活用範囲は広いです。
【占術姫】の強みと弱点
ここまで【占術姫】のテーマ内のカードを紹介しました。
次からは【占術姫】の強みと弱点を紹介したいと思います。
強み
【占術姫】は切り札の「聖占術姫タロットレイ」を維持することで大きなアドバンテージを稼ぐことができます。
タロットレイさえ出せれば多少の消費はすぐに取り戻すことができ
「冥占術姫タロットレイス」を出せれば複数体のリバースモンスターを操作し一気にリバース効果を発動できます。
特に「禁忌の壺」と「聖占術姫タロットレイ」のコンボは非常に強力で
毎ターン手札を確認したうえでハンデスができます。
状況によってはドロー効果を使うのもいいでしょう。
テーマ内にリバースモンスターを再利用できるギミックが数多くあるので
長期戦に強く短期決戦を狙う高火力デッキ、超高速デッキでなければリソース勝負で勝てます。
弱点
【占術姫】はリバースモンスターを使うデッキで長期戦を得意とするテーマです。
そのため、どうしても初動が遅くなりがちで短期決戦型のデッキには相性があまり良くないです。
また、リバースモンスターを使う性質上どうしてもモンスター効果に依存しがちなので
「スキルドレイン」などのモンスター効果の無効化が他のデッキよりも刺さってしまいます。
リバースモンスターを使うデッキの宿命としてセット自体を封じる
「ダーク・シムルグ」を出されると完封されてしまいます。
そもそも切り札の「聖占術姫タロットレイ」はレベル9と重く何の耐性も無いので
除去されてしまうと非常に厳しくなってしまいます。
まとめ
ここまで【占術姫】についての紹介でした!
【占術姫】はコントロール寄りのデッキで長期戦が得意ですが、
回すのに練習が必要で自分の腕前が試されるデッキです。
デッキが回り始めると強力なリバース効果、儀式モンスター効果の連発で相手を圧倒できます。
では最後までお読みいただきありがとうございました!