魔法、罠ゾーンからから特殊召喚する効果とゾーンの移動に関する効果を持つ【ヴァリアンツ】。
将棋の駒を動かしていくような動きでフィールドを移動しながら布陣を広げていくテーマです。
今回はそんな【ヴァリアンツ】というテーマを紹介したいと思います。
ぜひ最後までよろしくお願いします。
【ヴァリアンツ】とは?
【ヴァリアンツ】は2022年3月19日発売のデッキビルドパック タクティカル・マスターズでカテゴリ化されたテーマです。
テーマ内のモンスターは水属性、魔法使い族または炎属性、機械族となっていて
全てのモンスターの攻撃力と守備力が同じとなっています。
また、メインデッキのモンスターは全てペンデュラムスケールが1となっていて
メインモンスターゾーンから他のゾーンにを移動したときに発動する固有効果を持っています。
【ヴァリアンツ】の下級モンスターには以下の共通効果を持っています。
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァリアンツ」モンスターしか特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚は除く)。 【モンスター効果】 このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚されている場合、(~を対象として/自分メインフェイズに)発動できる。 (固有効果)
(1)の効果でペンデュラムゾーンから正面のメインモンスターゾーンに特殊召喚できます。
特殊召喚後に使える固有効果でサーチや妨害などをしていきます。
【ヴァリアンツ】の上級、最上級モンスターは以下の共通効果を持っています。
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):フィールドゾーンに「VV-○○○○」が存在する場合、 または自分フィールドに(自身と同属性)の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。 このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
それぞれ対応するフィールド魔法が存在するときに正面のメインモンスターゾーンに特殊召喚できます。
対応するフィールド魔法は水属性、魔法使い族の場合は「VV-真羅万象」、
炎属性、機械族の場合は「VV-百識公国」です。
エクストラデッキのモンスターは全てのモンスターがペンデュラムスケールが10で固定されていて
以下の共通のペンデュラム効果を持っています。
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。 ●自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を選び、 その位置をその隣のモンスターゾーンに移動する。
フィールド魔法は全て以下の共通効果を持っています。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードの発動時の効果処理として、 デッキから(同名カード)以外の「ヴァリアンツ」フィールド魔法カード1枚を相手のフィールドゾーンに表側表示で置く。 (2):フィールドゾーンにカードが2枚ある場合、(固有効果)
【ヴァリアンツ】はペンデュラム召喚デッキですが、メインモンスターは
ペンデュラムスケールが全て同じでペンデュラム召喚がしづらいです。
しかし、【ヴァリアンツ】モンスターはフィールドのゾーンを移動することによって効果が発動し、
それを起点に展開をしていくという今までにない動きをするテーマです。
ゾーンの空きを把握して、そこから別のゾーンに移動した際の効果を取捨選択する必要があり、
回すには練習が必要な上級者向けのテーマとなっています。
属するモンスターは全て攻撃力と守備力が同じなので一部の【ヴァリアンツ】は「機巧」カードの
サポートを受けることができます。
ここからは【ヴァリアンツ】のテーマ内のカードを紹介したいと思います。
モンスターカード
ヴァリアンツの巫女-東雲
ペンデュラム・効果モンスター
星2/水属性/魔法使い族/攻 500/守 500
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァリアンツ」モンスターしか特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚は除く)。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚されている場合、自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「ヴァリアンツ」魔法カード1枚を手札に加える。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。
デッキから「ヴァリアンツの巫女-東雲」以外の「ヴァリアンツ」モンスター1体を手札に加える。
(1)が【ヴァリアンツ】魔法カードをサーチする効果、
(2)が同名カード以外の【ヴァリアンツ】モンスターをサーチする効果を持っています。
2種類のサーチ効果を持って入り初動カードとしても巻き返しの一手としても使える
優秀なモンスターです。
この効果で「VV~始まりの地~」をサーチすれば「ポジションチェンジ」をサーチでき
そのまま(2)のサーチ効果につなげることができます。
ヴァリアンツの弓引-西園
星4/水属性/魔法使い族/攻1100/守1100
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァリアンツ」モンスターしか特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚は除く)。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚されている場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
コイントスを1回行う。
表だった場合、そのモンスターの効果を無効にする。
裏だった場合、その攻撃力は半分になる。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
コイントスを1回行う。
表だった場合、そのカードを破壊する。
裏だった場合、そのカードを持ち主の手札に戻す。
2種類のコイントス効果を持っているモンスターです。
(1)は表ならモンスターの効果無効、裏なら攻撃力が半分になり
(2)は表ならフィールドのカード1枚を破壊する効果、裏なら手札に戻すことができます。
確率は50%なので安定性は無いですがどちらもデメリットにはならないので
アルカナフォースなどとは違い気兼ねなく使うことができます。
ヴァリアンツの忍者-南月
ペンデュラム・効果モンスター
星6/水属性/魔法使い族/攻1800/守1800
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「VV-真羅万象」が存在する場合、
または自分フィールドに水属性の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの位置を、その隣のモンスターゾーンに移動する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合、
自分の魔法&罠ゾーンの「ヴァリアンツ」モンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードをその正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
(1)は自身以外のモンスターの位置を隣に移動する効果、
(2)は魔法、罠カードゾーンの【ヴァリアンツ】を正面に特殊召喚する効果です。
【ヴァリアンツ】は位置が移動することで効果を発動するので
デッキの起点にもなります。
ヴァリアンツの武者-北条
ペンデュラム・効果モンスター
星8/水属性/魔法使い族/攻1900/守1900
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「VV-真羅万象」が存在する場合、
または自分フィールドに水属性の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):魔法&罠ゾーンの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。
自分の手札・フィールドから、「ヴァリアンツ」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
その際、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合素材に使用できる。
(1)はバウンス効果、(2)は自分のペンデュラムゾーンのモンスターも素材にできる融合効果です。
(1)のバウンス効果はフィールド魔法や伏せカードはバウンスできませんが、
自分の「ポジションチェンジ」をバウンスし再度効果を使うこともできます。
【ヴァリアンツ】以外のデッキでも使えるのでロックカードを多用するデッキに採用して
一時的にロックを解除するといったことができます。
(2)の融合効果ですが【ヴァリアンツ】は元々ペンデュラムゾーンから自力で特殊召喚できるので
恩恵はあまりないですが、積極的に融合召喚をしていきたいところです。
ヴァリアンツB-バロン
ペンデュラム・効果モンスター
星2/炎属性/機械族/攻 800/守 800
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァリアンツ」モンスターしか特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚は除く)。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚されている場合、
このカード以外の自分のメインモンスターゾーンの「ヴァリアンツ」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターの位置を、その隣のモンスターゾーンに移動する。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合、
自分または相手のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードをその隣の魔法&罠ゾーンに永続魔法カード扱いとして表側表示で置く。
(1)は他の【ヴァリアンツ】モンスターの位置を隣に移動する効果、
(2)は自分、相手のペンデュラムゾーンのカード1枚を永続魔法扱いで隣に移動する効果を持っています。
自分の【ヴァリアンツ】を移動させ後続の【ヴァリアンツ】を出すために開けることができます。
この効果で移動させた【ヴァリアンツ】モンスターも正面に特殊召喚できるので
積極的に狙っていきたいところです。
ちなみに相手のペンデュラムゾーンのカードを移動させて妨害もできますが、
おまけ程度に考えておくといいでしょう。
ヴァリアンツV-ヴァイカント
ペンデュラム・効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1400/守1400
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「ヴァリアンツ」モンスターしか特殊召喚できない(EXデッキからの特殊召喚は除く)。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚されている場合、自分メインフェイズに発動できる。
自分のEXデッキから表側表示の「ヴァリアンツ」Pモンスター1体を選んで
自分の魔法&罠ゾーンに永続魔法カード扱いとして表側表示で置く。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。
自分のEXデッキから表側表示の「ヴァリアンツ」Pモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
EXデッキから表側表示の【ヴァリアンツ】1体を永続魔法扱いで置く効果、
モンスターゾーンを移動したらEXデッキから表側表示の【ヴァリアンツ】1体をペンデュラムゾーンに置くことができます。
(1)の効果でペンデュラムゾーンに置いてもペンデュラム効果は発動できないので
ペンデュラム効果を使いたいときは(2)で置く必要があります。
ヴァリアンツM-マーキス
ペンデュラム・効果モンスター
星6/炎属性/機械族/攻1700/守1700
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「VV-百識公国」が存在する場合、
または自分フィールドに炎属性の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
サイコロを1回振り、出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中から「ヴァリアンツ」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。
残りはデッキに戻す。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。
サイコロを1回振り、2~5が出た場合、
自分の魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚を選んでその正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
さいころを振る効果を持っています。
(1)は出た目だけデッキのカードをめくり【ヴァリアンツ】かーそ1枚を手札に加える効果、
(2)は2~5が出たとき自分の魔法、罠ゾーンの【ヴァリアンツ】1体を正面に特殊召喚できます。
(1)は運がからみますが、【ヴァリアンツ】カードをサーチできるので
狙ってみるのも面白いでしょう。
(2)の効果は【ヴァリアンツ】以外のモンスターでも特殊召喚できるので
「サクリファイス」などで相手のモンスターを奪ってから特殊召喚するということもできます。
ヴァリアンツD-デューク
ペンデュラム・効果モンスター
星8/炎属性/機械族/攻2000/守2000
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドゾーンに「VV-百識公国」が存在する場合、
または自分フィールドに炎属性の「ヴァリアンツ」モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):魔法&罠ゾーンにセットされたカード1枚を対象として発動できる。
セットされたそのカードはこのターン発動できない。
(2):モンスターゾーンのこのカードが他のモンスターゾーンに移動した場合、
相手のメインモンスターゾーンの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは、攻撃宣言できず、効果を発動できず、「ヴァリアンツ」モンスターとしても扱う。
魔法、罠カード1枚をそのターン発動できなくする効果、
相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を【ヴァリアンツ】モンスター扱いで奪う効果を持っています。
(1)はこの効果にチェーン発動できてしまうので
あまり意味が無い効果となってしまいます。
(2)は自身が移動したときに相手のモンスター1体を奪い攻撃、効果の発動ができなくなり
【ヴァリアンツ】モンスターとして扱う効果です。
この効果は永続的に奪うことができるので焦って処理する必要が無く
【ヴァリアンツ】融合モンスターの素材で処理できれば理想です。
EXデッキのモンスター
ヴァリアンツの聚-幻中
融合・ペンデュラム・効果モンスター
星10/水属性/魔法使い族/攻2800/守2800
【Pスケール:青10/赤10】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
●自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を選び、
その位置をその隣のモンスターゾーンに移動する。
【モンスター効果】
「ヴァリアンツ」モンスター×3
このカード名の(1)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):お互いのメインフェイズに、相手のメインモンスターゾーンの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターをそれと同じ縦列の相手の魔法&罠ゾーンに永続魔法カード扱いとして表側表示で置く
(置く先にあるカードは破壊され、それがモンスターカードの場合、相手はその攻撃力分のLPを失う)。
(2):特殊召喚したこのカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。
お互いのメインフェイズにメインモンスターゾーンの相手のモンスター1体を
同じ縦列の魔法、罠カードゾーンに永続魔法扱いで置く効果を持っています。
その先のカードは破壊されそれがモンスターなら相手はその攻撃力分ライフを失うので
ペンデュラム召喚デッキには強く出ることができます。
「相手はライフを失う」なので防ぐのが困難でアドバンテージを獲得できるので
「ヴァリアンツB-バロン」や「VV-百識公国」などで狙ってみるのもおすすめです。
ヴァリアンツG-グランデューク
融合・ペンデュラム・効果モンスター
星10/炎属性/機械族/攻2500/守2500
【Pスケール:青10/赤10】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードを正面の自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
●自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を選び、
その位置をその隣のモンスターゾーンに移動する。
【モンスター効果】
「ヴァリアンツ」モンスター×2
EXデッキの裏側表示のこのカードは、融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●融合モンスターを除く、EXモンスターゾーンと同じ縦列の
自分のレベル5以上の「ヴァリアンツ」モンスター1体をリリースした場合に特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、相手の魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。
その後、与えたダメージの半分だけこのカードの攻撃力をアップする。
EXデッキの裏側表示のこのカードはEXデッキと同じ縦列のレベル5以上の
【ヴァリアンツ】モンスターをリリースし特殊召喚できます。
この効果により「ヴァリアンツの聚-幻中」よりは出しやすく
使いやすいモンスターです。
その代わりに自力でペンデュラムゾーンに移動できないので
他のカードでサポートする必要があります。
特殊召喚に成功した場合に相手の魔法、罠ゾーンのモンスターカード1枚を手札に戻し
その攻撃力分ダメージを与えそのダメージの半分だけ自己強化できます。
ペンデュラム召喚デッキに対してはメタと言える効果を持っており
ついでにダメージと自己強化もできるので積極的に狙っていきたい効果です。
名称ターン1が付いておらず対象のカードさえあれば何度でも使えるので
繰り返しの特殊召喚を狙ってみるのもいいですよ。
魔法カード
VV-ソロアクティベート(ヴァリアンツウェイク)
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ヴァリアンツ」Pモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
(2):フィールドゾーンにカードが存在する場合、墓地のこのカードを除外し、
自分のメインモンスターゾーンの「ヴァリアンツ」モンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターの位置を、その隣のモンスターゾーンに移動する。
デッキから【ヴァリアンツ】モンスター1体をペンデュラムゾーンに置く効果を持っています。
この効果は実質リクルート効果であり直接特殊召喚するわけではないので
「灰流うらら」で妨害ないのが特徴です。
また、フィールドゾーンにカードがあるとき墓地のこのカードを除外し
メインモンスターゾーンの【ヴァリアンツ】1体を隣に移動する効果も持っています。
「ヴァリアンツの巫女-東雲」とは相性が良くあちらでフィールド魔法をサーチすることで
(2)の発動条件が整い東雲の(2)のサーチ効果を使えます。
非常に優秀な効果を持っているので基本はフル投入がおすすめです。
VV~始まりの地~(ヴァリアンツウォー)
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから「ヴァリアンツ」フィールド魔法カード1枚を手札に加える。
その後、以下の効果を適用できる。
●自分フィールドのPモンスターカード1枚を選んで破壊し、
デッキから「ポジションチェンジ」1枚を手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のEXデッキから表側表示の「ヴァリアンツ」Pモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
【ヴァリアンツ】フィールド魔法をサーチしその後ペンデュラムゾーンのカード1枚を破壊し
「ポジションチェンジ」をサーチする効果を持っています。
【ヴァリアンツ】の上級、最上級モンスターは特定のフィールド魔法が効果の発動条件となるので
それらのトリガーとなります。
自分のペンデュラムゾーンにカードがあれば「ポジションチェンジ」をサーチできるので
さらなる展開への準備も整います。
さらに、(2)の墓地効果でEXデッキの表側表示の【ヴァリアンツ】を
ペンデュラムゾーンに置く効果も持っているので後続の確保に使えます。
1ターンのタイムラグが発生してしまいますが、
それを含めても無駄が無く強力な効果と言えます。
VV-百識公国(ヴァリアンツワールド ケーニッヒヴィッセン)
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「VV-百識公国」以外の「ヴァリアンツ」フィールド魔法カード1枚を相手のフィールドゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドゾーンにカードが2枚ある場合、ターンプレイヤーは自身のモンスターの正面の、
相手のメインモンスターゾーンの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターを同じ縦列の相手の魔法&罠ゾーンに永続魔法カード扱いとして表側表示で置く
(置く先にあるカードは破壊される)。
発動時の効果処理としてデッキから同名カード以外の【ヴァリアンツ】フィールド魔法を
相手のフィールドゾーンに置く効果を持っています。
また、フィールドゾーンにカードが2枚あるときターンプレイヤーは
自分のモンスターの正面にあるモンスターを相手の魔法、罠ゾーンに永続魔法扱いで置く効果もあります。
【ヴァリアンツ】は魔法、罠ゾーンから特殊召喚できるので
「VV-真羅万象」と比べて相手に悪用されにくく自分への影響は抑えやすいです。
「VV-真羅万象」同様相手に悪用されないように自分のターンに除去しておくことも
考えておくのがおすすめです。
VV-真羅万象(ヴァリアンツワールド しんらばんしょう)
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキから「VV-真羅万象」以外の「ヴァリアンツ」フィールド魔法カード1枚を相手のフィールドゾーンに表側表示で置く。
(2):フィールドゾーンにカードが2枚ある場合、
ターンプレイヤーは自身の魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚を対象として発動できる。
そのカードをその正面の自身のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。
【ヴァリアンツ】フィールド魔法を相手のフィールドゾーンに置く効果、
フィールドゾーンにカードが2枚あるときターンプレイヤーは魔法、罠ゾーンのモンスターカードを特殊召喚する効果を持っています。
【ヴァリアンツ】ではペンデュラムゾーン以外にあるカードを特殊召喚できるようになり
rリンクモンスターも容易に出せるので効果は優秀です。
ただ、相手が魔法、罠ゾーンにモンスターカードを置くのが得意なデッキでは
悪用される可能性があります。
場合によっては自分のターンに除去しておくのがいいでしょう。
【ヴァリアンツ】の強みと弱点
ここまで【ヴァリアンツ】の特徴を紹介しました。
最後に【ヴァリアンツ】の強みと弱点を紹介して終わりたいと思います。
【ヴァリアンツ】の強み
【ヴァリアンツ】はペンデュラムテーマですがペンデュラム召喚を重視しない珍しいテーマです。
さらに、ペンデュラムゾーンから自力で特殊召喚できるので
モンスターゾーンの位置を移動できれば複数体簡単に並べることができます。
【ヴァリアンツ】は難解な動きをするので一見すると強さが分かりづらいですが、
慣れれば制圧盤面も作ることができます。
【ヴァリアンツ】の弱点
【ヴァリアンツ】はペンデュラムテーマなのでペンデュラムメタが刺さりますが、
ペンデュラム召喚自体は封じられてもあまりダメージはありません。
しかし、モンスターゾーンの位置が重要になるので「おジャマ」や「地盤沈下」などで
ゾーンそのものを利用できなくされるとかなりの痛手となります。
また、【ヴァリアンツ】は今の位置の隣に移動する効果を持っているので
移動する場所を考えないと全く動けなくなるということもあります。
そのためにゾーンを移動させるカードを多く採用すると手札事故の可能性が上がってしまい
戦いづらくなってしまいます。
このように【ヴァリアンツ】はそれなりに練習しないと回しづらく上級者向けのテーマです。
まとめ
ここまで【ヴァリアンツ】についての紹介でした!
モンスターの位置が重要となるテーマで回し方も難解なので上級者向けとなってしまいますが、なかなか面白い展開をするので今までにないデッキで遊びたいという人は組んでみてはいかがでしょうか。
では、最後までお読みいただきありがとうございました!